• 右余間:修復前

  • 右余間:修復後

  • 中尊:修復前

  • 中尊:修復後

  • 祖師前:修復前

  • 祖師前:修復後

  • 御代前:修復前

  • 御代前:修復後

  • 左余間:修復前

  • 左余間:修復後

本光寺様 欄間一式
新調及び御修復

御依頼 本光寺様

施工者 宮川仏壇株式会社

施工日 2015年11月12日

施工内容 欄間一式
本間前欄間3枚修復[塗替え、金箔押替え、金具新調]
余間前欄間2枚修復[塗替え、金箔押替え、金具新調]

仕様 合成樹脂塗料吹付塗り 金箔4号色箔

 

 

当院住職より
『学は人たることを学ぶゆえんなり』

 

 この言葉は私の在所にご縁のある雨森芳洲の言葉です。今の時代の人間の在り方、だれもがこのままでいいのだろうかと、と思われない方はおられないのではないでしょうか。人たることを学ぶというのは、人「自分」を知る、顧みることと同じようにも思います。
 私の在所長浜市高月町雨森の出身と伝えられます雨森芳洲は、江戸時代中期対馬藩に仕えた儒学者です。藩では隣国朝鮮との交流で「誠信(誠意と信義)の交わり」を説き、幕府と朝鮮側との様々な交渉にあたりました。今現代を生きる私達は、雨森芳洲が目指した「誠信」ということ。相互理解の思想はそのまま現代の国際社会にも当てはまることと思われます。
 この度、当寺院の唐狭間の御修復という御縁に遇わさせて頂きました。私の在所では真宗寺院が六ケ寺有るという所です。
 各寺院御門徒の方々のご尽力により護寺運営されております。真宗寺院の内陣、ご門徒のお内仏、深みのある塗と輝かしい金箔を施した荘厳です。私たちに浄土を思い起こさせてくれる荘厳です。この荘厳が私たちに教えて下さること。「なにを大事にしていますか」、「どこを向いて生きておられるのですか」。寺にお内仏の前に身を置くということで問われ続けて行くのでしょう。「人たることを」学び続けて行くのでしょう。

 

合掌

 

滋賀県長浜市高月町雨森 1661
本光寺 住職 森 清隆

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